2008年02月13日

何度痛ましい涙が流されれば平和は来るのか

 沖縄で米海兵隊員が14歳の少女を暴行し逮捕される事件が発生し、再び基地被害に苦しむ沖縄県民の怒りが湧き上がっています。

 95年の事件以降も同様の事件が繰り返されています。軍隊による平和・・武力による平和・・・? 何度痛ましい涙が流されれば平和が来るのでしょうか。

 武力・軍事力によらない平和をめざす無防備地域宣言運動の署名をしていると「攻めてきたらどうする。理想で平和を守ることが出来るのか。」「平和ボケだ!」という声を投げかけられる事があります。

 2月9日の講演会で東京造形大学の前田朗氏は世界の軍隊の無い国27カ国を調査した結論として以下のような話をされました。

 「平和ボケという批判こそが現実に基づかない態度だ。軍隊をなくし、武力に頼らない平和をつくる努力は繰り返される紛争の中で、血のにじむような歴史の教訓の積み重ねとして生み出されたもの。」

 軍隊を捨てた国として有名なコスタリカは1948年の内戦で国民同士が殺しあう悲劇を体験し1949年憲法で国民の合意として常備軍を廃止する結論をだしたそうです。

 第9条で「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」と日本全体が無防備地域である事を宣言した日本国憲法は、尊い多くの血が流された歴史の教訓として私たちが誓い合った平和への唯一の道です。

 県民四人に一人が亡くなった沖縄戦は、軍隊は住民を守らず、むしろ戦時には攻撃の標的として住民が戦禍に巻き込まれ多大な命を奪う結果になる事を教えてくれました。

 武力に頼らない平和。一人一人の命と暮らしを大切にする平和への道が私たちの無防備地域宣言運動です。条例制定に向けた直接請求署名は今週末、2月17日日曜日終了まであと5日です!
posted by おだわらむぼうび at 09:51| 投稿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月14日

改めて無防備!

 今回の無防備地域宣言の署名活動は、本当に多くの方に賛同、共感をしていただき、色々な人が自分の言葉で「無防備」を語る姿を多く目にしました。
 一方、署名をしていると「無防備で大丈夫か?」「北朝鮮が攻めてきたらどうするんだ!」という意見を聞きます。実は、平和運動をしている人たちの中でもそういう声を良く聞きます。

 日本国憲法で日本は戦争をしない、武力と力による紛争解決手段を放棄した「無防備国家」である事を宣言し、私たちはその事に誇りを持ってきたわけですが、自衛隊を「憲法違反」としてきた政党の中でも自衛隊の存在を容認し、むしろ武力を完全否定する平和運動に距離感を置くようになってきた事が、今の日本の平和運動が閉塞感と物言えない呪縛に縛られてきた原因であるように思えてなりません。

 私たちの、素直に「無防備」を訴えるこの運動が、私たちの想像も超えて多くの方の共感を得る事が出来た要因は、この「閉塞感と呪縛」への裏返しである気がします。

 日本の自衛のために一隻1400億円のイージス艦が四隻も必要でしょうか。昨日の新聞に陸上自衛隊の最新ハイテク戦車が開発費約484億円、一両約7億円という記事が出ていました。こんな高価な戦車が必要でしょうか。自衛官一人一人が持っている銃一丁の値段と、人命を救う「AED」一個の値段は同じだそうです。

 「北朝鮮がミサイルを発射・攻めて来たら・・」でも、在韓米軍と圧倒的に優位な日本の軍事力を前にし、「イラクの次はお前だ!」と脅かされている国が攻めてくる可能性はどのくらいあるのでしょうか。朝鮮半島の統一を進める同胞韓国がそれを許すでしょうか。

 「無防備」への不安は理解できます。でも、どれだけ「防備」すれば私たちは安全なのでしょうか。

 改めて、日本国憲法が定めた「無防備」の是非を問う署名はあと今日を入れて4日です。
posted by おだわらむぼうび at 15:17| 投稿 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。