2008年03月25日

市議会で市民初の意見陳述

小田原市議会で市民による初めての意見陳述

総務常任委員会では無防備条例案に神奈川ネット議員が賛成!

 3月24日月曜日、小田原市無防備平和都市条例案審議の為の本会議が開催され、請求代表者6人が小田原市議会史上初めて、市民による条例案の請求趣旨を陳述しました。傍聴席はほぼ満席でした。(25日朝日新聞朝刊記事掲載)

gikai.jpg 陳述後の議員質問では、市長意見書に対して共産党議員、神奈川ネット議員の2名が質問。共産党議員は平和的生存権は憲法の定められた重要な課題とし、市の平和都市宣言以後の平和予算はいくらかと追求しましたが、条例案に対しては「無防備宣言は紛争時に宣言するとされており、戦争を前提にしているので反対。9条を守ることのみが大切」と主張しました。続いて神奈川ネット議員は、この条例案が市民による初の直接請求であることを評価。平時より無防備宣言ができる要件を整備していく事は重要とし、ジュネーブ条約と国内法の関係について質問しました。市担当者は「憲法と国内法の間に国際条約は位置する。」とジュネーブ条約が市長が条例案反対の根拠とした武力事態諸法の上位法であることを認めました。

 午後の総務常任委員会は、通常10名の傍聴席の委員会室を急遽40名傍聴可能な全員協議会室に移して開催。満席に近い市民の傍聴の中開催されました。
 冒頭、市民クラブ議員より「市民による直接請求であり、要望書も出ているので参考人招致は必要ではないのか。」と動議が出され、共産党、市民クラブ、神奈川ネット3名が賛成。その他議員反対で否決。
 条例案審議には6人の議員が質問し、無防備地域の宣言主体をめぐって「国にしか出来ないとの政府見解の根拠は古いもの、その後確認したのか」「武力事態等関係法はジュネーブ条約の軍民分離に反していないのか」(いずれも市民クラブ議員質問)との追求もされ、市当局も「国際赤十字の解釈は政府が機能していない時には自治体も宣言できるとしている」と答えざるを得ない面もありましたが、市当局の国の見解、政策に従うとの判断と答弁の繰り返しに質疑は終始しました。

 採択では、共産党議員は「戦争を前提にしており、憲法9条に反するので反対」、社民党系議員も「憲法9条に反し反対」、市民クラブ議員は8000筆の署名は重く受け止めるが、現行法との関係で難しさを感じると反対、その他の議員も署名に現れた市民の平和への思いは受けとめるとしながら、「国にしか宣言できない。」「国内法に抵触する。」と市長意見書を踏襲し反対の意思を表明。
 唯一、神奈川ネット議員は「条例案を丁寧に読めば、平時において戦争しない状況を維持していく為に自治体としてすべき事を示している。憲法9条が守られないとの不安が市民の中にあること受けとめるべき。この条例案は国際法を根拠にしている。請求者の思いを受けとめる。」として賛成意思を表明しました。

 終了後、署名を集め、傍聴に集まった市民からは「市や反対した議員は、市民の側ではなく国の方ばかり気にしている。」「護憲政党の議員まで9条に違反するなどの根拠の無い批判にあきれた。」「市民の声を本当に受け止める議会になって欲しい。」「請求代表者の意見陳述のほうが堂々とし、理路整然で立派。全く答える内容になっていない。」などの声がでました。
 「厳しい中で賛成してくれた議員もいた。何より、市民が初めて条例を請求し、議会で意見陳述した意義は大きい。」「小田原の新しい市民の歴史が始まった。」と今日が戦争に協力しない街づくりへの大切なスタートの日だとの声が続きました。

 次は27日本会議での採択です。
◇3月27日木曜日 10時本会議場
・10時より開始し、早い時間に採択が行われる予定ですので、10時には傍聴希望される方は入場してください。

◇報告会 4月5日土曜日 13時半 
 川東タウンセンターマロニエ202

・議会陳述のビデオも紹介します。審議の様子も報告します。
・これからの取り組みも相談しましょう。是非参加してください。
posted by おだわらむぼうび at 15:43| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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